2016年06月02日

複数の視点の日程が必要


初めての方はこちらを「はじめに

前回の記事でスケールの違う複数の日程を用いる必要がある事を書きました。
複数のスケールを用いる
今回は一つの日程で複数の視点を用いる必要がある事を説明したいと思います。

作業別と担当者別


何かツールを用いているなら別ですが紙で日程を運用していると一つの視点、つまり大抵は作業別の日程になっているのではないかと思います。紙と言っても別に物理的な紙ではなくワープロ等の電子的な紙でも意味合いとしては同じです。
端的に言うと作業別以外に担当者別という視点の日程が欲しいのですが、紙の場合だと視点が違うだけで別に作成しなければならないので大変です。
情報と言うのは一枚にまとまっていれば直感的に理解し易いものです。しかし逆に一枚にまとめられなければ複数にする以外はありません。一枚にまとめられないからといって必要な情報を削る訳にはいきません。

では何故作業別と担当者別の二つの視点が必要なのかというとそれぞれの視点での正しさを検証する為です。正しさと言ってもこの場合は線の重なりによる不整合を見たいだけです。
例えば以下の様に作業別ならば工程の重なりが発生して計画が破綻していないかどうかが見られます。
53N008_001.jpg

また以下の様に担当者別ならば作業の日程が重なって成り立っていないかどうかが見られます。
53N008_002.jpg
※ちなみに「誰もが100%正確な日程を引く事が出来る」で述べた様に見積り値に小数が無いという事は二重に線が引かれる事は無いという事でもあります

対応の仕方


もしかしたら「作業別の日程から人の重なりを見れば済む」と言う人が居るかもしれません。しかし担当者の数が増えれば増える程チェックに時間もかかるしミスも発生しやすくなります。何事においても品質を上げる為にはなるべく機械的にするのは基本的な考え方です。

どの様に実現するかは人が目でチェックするのに比べて効率的に出来れば良い事なので色々考えられるでしょう。
例えば作業別の日程に対して担当者の重なりが無いかをチェックする機能を用意してもいいのかもしれません。又は作業別と担当者別というのはソートの違いだけなのでコードなどを上手く設定して、作業別からソートして担当者別を自動的に生成するという事も可能かもしれません。
53N008_003.jpg

一番ちゃんとやるには大本はデータとして保持して必要な視点毎に生成するという形でしょう。
53N008_004.jpg
ただ、こうなるとこのシステム自体を作るのにパワーがかかるので既製品のプロジェクト管理ツールみたいなものを導入した方が良いか等組織によって色々事情が違うでしょう。

視点の意味


ここでは作業別と担当者別について説明しましたが実は視点は自由です。勿論幾つ用意しても良いです。
例えばお金を管理している人にとってはお金という視点での日程が必要なのかもしれません。
開発環境やテスト環境を用意するには時としてかなりの金額が必要になる場合もあります。そうするとその為の予算はいつまでに確保する必要があるのか。確保する為にはいつまでに必要な機材が明確になっていなければならないのか。等々。
実際この様な物が有効かどうかは分かりません。
重要な事は「ある事の正しさを評価しようとしたらその為の指標(視点)が必要だ」という考え方です。今回の件はそこまで大袈裟では無いですがこの原則に則った考え方とも言えます。
この件についてはまた別途記事を書きます。

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posted by 善 at 19:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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